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  2. リスクの種類と解説
  3. 外貨投資をしないことはデメリット
  4. ポートフォリオ@円資産と外貨資産
  5. ポートフォリオAインデックス投資
  6. ボラティリティでリスクを知る
  7. 相関係数から分散投資
  8. 買うタイミング=ドルコスト平均法
  9. 売るタイミング=リバランス
  10. 初めての投資商品選び
  11. 目的別資産運用はしない
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  1. FX(外国為替証拠金取引)はハイリスクか?
  2. FX(外国為替証拠金取引)の期待リターンは?
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  4. 金利リスクに注意
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  6. 通貨分散の意義と問題点
  7. 通貨ペアの選び方
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  1. インデックスファンドとは
  2. インデックスファンドのコスト
  3. アクティブファンドは買ってはいけない
  4. インデックスファンドでの資産運用
  5. インデックスファンド(日本株式)一覧と選び方
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ボラティリティとは

 ボラティリティとは
 統計学でいう「標準偏差」のことです。
 価格の変動率です。

 記号では「σ」と表記します。
 読み方は「シグマ」。

 データに使用した過去の価格の散らばり具合を表します。

 たとえば、ボラティリティ 20%という場合

   過去の価格(ボラティリティを計算するためのデータ)の
   約70%が
   基準値から、±20%の範囲の中に収まっている

 という意味になります。

 市場が普通に働いているとき
 このボラティリティの範囲で、
 今後も価格は変動すると推測できます。

 しかし、大きな事件(サブプライム問題など)がおこると
 市場は大きく動きます。

 その際は、ボラティリティ×2(±40%)を参考にします。

 その問題の市場に与える影響によっては
 ボラティリティ×3(±60%)を使用することもありえます。

 ちなみに
 ボラティリティ×2を、「2標準偏差(2σ)」といいます。

 さて
 ボラティリティ×2は、約95%の範囲の価格が入ります。
 ですので、ほとんどの変動はこの範囲で収まります。

 投資の世界では、
 この『ボラティリティ×2』を価格変動リスクと考えます。


資産クラスのボラティリティ

資産クラス 過去リターン ボラティリティ ボラティリティ×2
日本株式 10.6% 24.1% 48.2%
米国株式 10.0% 20.6% 41.2%
外国株式 9.6% 19.0% 38.0%
エマージング株式 16.7% 28.5% 57.0%
FX通貨:米ドル円 9.4% 18.8%
日本国債 4.9% 5.1% 10.2%
米国国債 5.1% 13.9% 27.8%
外国国債 4.4% 12.6% 25.2%
エマージング国債 16.6% 23.0% 46.0%
※数値参考:内藤忍 著「内藤忍の資産設計塾 外貨投資編―投資フロンティアを広げる外貨攻略法」P42の表2−2、P43の図2−4、P104表3−1

 過去リターンもボラティリティも年率です。

 ボラティリティ×2が、リスクに相当します。
 日本株式なら
 元本の48.2%を失う可能性があるという意味です。

 エマージングは新興国のことです。
 現在、経済発展が目覚しい国々です。

 よってボラティリティは大きく、リスクも高いといえます。

 「内藤忍の資産設計塾」には、英国株式などのボラティリティも掲載されています。本を購入することをおすすめします。

ボラティリティからポートフォリオを考える

 上記表を参考に
 あなたのポートフォリオのリスクを知る事ができます。

 たとえば
  日本株式 50%
  日本債券 30%
  外国株式 20%
 のポートフォリオの場合

 日本株式のリスクは48.2%
 日本国債は10.2%
 外国株式は38.0%

 日本株式 50%×48.2%=2410%
 日本国債 30%×10.2%=306%
 外国株式 20%×38.0%=760%
 (2410+306+760)÷100=34.76%

 この例のポートフォリオでは、
 34.76%のリスクがあると考えられます。

 そしてリターンも同様に計算できます。

 日本株式 50%×10.6%=530%
 日本国債 30%×4.9%=147%
 外国株式 20%×9.6%=192%
 (530+147+192)÷100=8.69%

 この例のポートフォリオでは
  リターン 8.69%
  リスク  34.76%
 と計算できます。

 ちなみに、内藤忍氏は、著作の中で、
 個人投資家が、許容できるリスクは、個々に違いがありますが
 一般的に言えば、20%くらいであろう
 と述べています。


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